【塾の宿題に頭を悩ませていませんか?】
中学受験を決めたら、塾に通い始める人も多いことでしょう。
せっかく塾に通っているので、余すところなく塾を活用したいところ。
学習内容を最大限、記憶に定着させたいですよね。
塾の要素としては、大きく4つ「普段の授業」「学校別対策」「模擬テスト」「宿題」です。
今回は、「宿題」についてご説明します。
中学受験塾の宿題は、多かったり、難しかったりと、
苦戦する子どもも多いですが、
ここは親子で二人三脚で取り組むべきところ。
塾で習ったことをしっかり身につけるために大切な宿題です。
むしろ、家に帰って宿題をするところが本番という気持ちを持って、
宿題をする時は、以下の3原則を徹底してください。
【1.先週分と今週分「2回」解く】
記憶するということは簡単ではなく、反復することでだんだんと定着します。
最初に習った時に完璧に解けると思っても、
1週間後には解き方を忘れてしまうなんてこともよくあります。
ここで大切なのが塾の「宿題」です。
宿題に取り組む際に、できれば「先週の宿題」にトライしましょう。
その後に「今回の宿題」をするのがおすすめです。
量が多くなってしまうので、先週分はゼロから解かずに復習でも構いません。
反復することによって、記憶はより強固になります。
これをやるかやらないかで、大きく違うと思ってください。
【3.効率も重視する】
宿題を取り組む時に、習っていたはずでも分からない問題も出てくるはずです。
問題が高度になってくればくるほど、
満点解答するのは難しくなってくるのは当然です。
そのような場合には、時間をかけすぎないことに注意してください。
中学受験本番で、分からない問題でずっと止まってしまうのはリスクです。
時間をロスするだけして、解答できないのであれば、
他の問題を確実に正解する方がいい選択です。
宿題も同じで、時間をロスしないためにも分からない問題は、
どんなに難しくても10分以内を目安に、
それ以上は時間をかけずに見切りをつける訓練をしましょう。
ただ、見切りをつけるのは、分からないまま放っておくということではありません。
解説をきっちり読んで、自分を解けるようになるまで復習を繰り返しましょう。
【3.記録を取る】
中学受験や模擬テストは、当然ですが制限時間があるもの。
もし子どもに全問正解できる知識があっても、
制限時間をオーバーしてしまっては意味がありません。
60分以内に全て解けるということと、6時間かけて全て解けるというのは、
実力には大きな開きがあるということです。
宿題には制限時間はないのですが、
時間を気にしながら解くことは大切です。
宿題をやるノートには、必ず「時間」と「点数」を記録しましょう。
こうすることで、子どもも自然と時間を意識することができ、
宿題にも程よい緊張感を持って取り組むことができるはずです。
また、記録を取ることで、
数ヶ月後に同じ問題に取り組んだ時に、
確実にスピードアップして、正解率も上がっているという実感を得ることができます。
目に見える実績は、子どもの自信に直結します。
【まとめ】
宿題3原則は、どれも基本的なことです。
ただ、これを徹底している子どもとしていない子供では、
実力に大きな差が出てきます。
塾の宿題は、家庭学習の基本、ひいては中学受験の基盤となるものです。
大変だと思うことはあるかもしれませんが、親子でしっかりと乗り切りましょう。