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【佐藤ママの子育てメソッド】
3男1女全員を「東大理科三類」合格に導き、
一躍ゴッドマザーとして有名になった佐藤亮子さん。
確固たる信念のもと、中学受験にも全力投球されたそうです。
中学受験を控えた親の悩みに応えるべく、
質問の多い項目を中心に佐藤ママ流の子育て方法を語っていただきました。
全8回のQ&A方式でお届けします。
徹底したリサーチと、効率を考え抜かれた勉強方法、
そして深い愛情を持ち合わせた佐藤ママメソッド。
取り入れやすそうなところから、参考にしてみてくださいね。
Q:そもそも、なぜ「東大理科三類」を目指したのでしょうか。
A:目標は頂点!環境とチャレンジ精神がポイントでした。
子ども4人全員が「東大理科三類」という驚くべき実績の佐藤ママ。
言葉にするのは簡単でも、生半可なことではありません。
・目標は頂点!チャレンジ精神がポイントです。
世間では、私が魔法で「東大理科三類」に誘導したかのように
思われている方もいらっしゃるようですが、全然そんなことはないんです。
高校までに、とにかく学力を伸ばすことを追求していたので、
子ども達が自然と自分の学力を試したい、
「一番難しいところにチャレンジしたい」と思った結果の受験です。
スポーツでも、まず地区予選、県大会、エリア大会、全国大会という風に、
どんどん上の方を目指しますよね、それと同じような感じだと思います。
・切磋琢磨する環境と仲間
あとは、長男が灘中学・高校に行ったのも大きいです。
灘中学自体が、理系がメインで、
周りの友達がみんな東大を目指している雰囲気だったので、
自然と目指すようになったところもあるかもしれません。
親に必要な時流を読むリサーチ力
親世代が生きてきた時代と、これから子ども達が生きていく時代は全然違います。
こればっかりは、体験したことがないからわからないものです。
その前提で、長男が生まれたらすぐに、
小学1年生から6年生までの教科書を全て取り寄せました。
教科書全てに目を通すことで、今の教育の流れを把握できました。
この辺りでつまづきそうかもしれないなと予想したりもして。
最近の教科書は、カジュアルな内容もあることに驚きもしました。私の子育て期はちょうど、電子辞書を使うか否かという議論が盛んでした。
電子辞書は一般的になってきたけど、やっぱり紙の辞書の方がいいのでは、とかです。
灘の先生にも、小・中学生は紙の辞書を使う方がいいとおっしゃる先生もいましたが、
うちは率先して電子辞書を使わせました。
紙の辞書は重くて持ち歩きに困るし、調べる時間も電子辞書よりかかるなと思ったからです。
親世代が、的外れに中学受験勉強に口出してしまうこともあります。
漢字を100回書けとか、問題文を全部写してから問題をやるべきとか…
良かれと思ってのことかもしれませんが、
時代は変わっていくものなので、
「今の時流」や「これからどうなるか」をリサーチすることが大切だと思います。
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【佐藤ママ 講演会シリーズ8】スマホの使い方&中学受験する親へのメッセージ
ーーー佐藤 亮子様(佐藤ママ)ーーー
長男、次男、三男は灘中学に、
長女は洛南中学に中学受験で合格。
その後、3男1女全員が東大理科三類に合格。
中学受験では、4人全員を浜学園に10年間通わせたことから、
現在は浜学園、駿台・浜学園のアドバイザーを務める。
その育児法や教育に注目が集まり、
執筆や全国での講演、テレビ出演など引く手数多。