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【低学年は集中力が心配!?そんなことありません】
めでたく小学校に入学して、学校生活にも慣れた頃、
中学受験をするかどうかはさておき、家でしっかり勉強させたいとか、
塾で勉強させてみようかなと思いたった時、
一番気になるのが、「低学年で勉強に集中することができるの?」ということ。
家では活発に走り回ったりイタズラをしたり、
次々と新しい遊びをしているかと思いきや、突然昼寝をしたり…
元気いっぱいで、まだまだ幼い低学年の子どもです。
しかしながら、それはとても健全でむしろ褒めるべきことです。
元気いっぱいな子どもが、
家での自主的な勉強や塾の授業に集中できるのか心配になるのは当然です。
どのようなポイントに目を配ればいいかについて説明します。
【焦らずに体験なども活用して塾を選ぶ】
家では活発で幼く感じる低学年の子どもでも、
学校や塾では、ちゃんと座って授業を受けている子がほとんどです。
周りの同学年の友達が集中して授業を受けている様子を見たり、
先生の面白い授業に夢中になっているうちに、
自然と授業に対する姿勢が身についていきます。
もちろん、初めは塾に慣れず集中力が持たなかったり、
立ち歩いたり、おしゃべりをしてしまう子どももいますが、
だいたい一ヶ月も経たないうちに、「授業に向き合う顔」が作られていきます。
最近の塾では、体験講座や単発の講座、入塾前の準備講座を受けられるところも多くなってきました。
保護者の見学が許可されている場合がほとんどなので、
このような機会を最大限利用して、塾選びをしてみてくださいね。
体験に行ったら、先生の授業をいかに子どもが聞いているかや、
子どもが目を輝かして教室から出てきたなど、
この塾だったら、うちの子に合っていそうだなという感覚も得られるかもしれません。
【目安の勉強時間は学年×5分!短期集中でOK】
小学生の子どもが集中力をキープできる時間は、
およそ「学年×5分~10分」だそうです。
例えば、小学校1年生なら5分〜10分、
小学校6年生なら30分〜1時間程度です。
そんな子どもに、2時間も3時間も無理やり勉強を強いても、
効果は上がらないばかりか、勉強が嫌になってしまって逆効果です。
座っているだけでぼーっとしている時間を増やし、
子どもから無駄に体力を奪ってしまうことになりかねません。
ではどうすればいいのか?
それは、とにかく時間と内容を細かく区切ってスケジューリングすることです。
算数は1日1問、国語は5分で終わる問題など、
少ないと感じる程度でも構わないので、毎日続けるクセをつけましょう。
親が問題を用意し忘れたら、子どもから催促するくらいに、
習慣として定着させることができれば成功です。
習慣化されてきたら、細かく区切った勉強を朝晩にするなど、
少しずつ合計の勉強時間を延ばすというステップへ。
5分の勉強も、3回やれば15分、4回やれば20分と侮れません。
回数を増やすことに慣れたら、さらに1回の時間を少し延ばすなど、
一気に勉強時間を増やすことなく、じわじわとしかし着実に
勉強に集中できる時間を増やしていくと、子どもの負担も減ります。
【子どもは競うのが大好き!親も一緒に楽しくトライ】
低学年の子どもの集中力を持続させる簡単なコツは、
「親が一緒に、しかも楽しそうにやってみる」ということです。
自分ばかりがやらされていると思ってしまうと、
大人だってやる気は出ないものです。
親が一緒になって考えたり、楽しそうに勉強していたりすると、
子どもにとっては、「勉強時間=親と楽しく何かを学ぶ時間」になります。
例えば、計算問題を競争で解いてみたり、
国語の音読をどちらが感情込めて読めるか競争をしてみたりと、
色々な工夫をしながらやってみてください。
意外と子どもの方が計算が早くて、親がムキになってしまったりして…
低学年の勉強は、「短く」「楽しく」がポイント。
まずは毎日の習慣づけから始めてみてください。