【中学受験 受験勉強】低学年の段階で難易度の高いテストは受けるべき?ー算数編ー

Examination of Junior High school

【低学年から難易度の高い中学受験塾のテストを受ける必要はある?】

低学年の段階では、そもそも塾に通い始めるかどうか迷っている方も多いでしょう。
周りにはちらほら、中学受験のための塾に通い始めた子どもの話も出てくる頃です。
そんな話を聞くたびに、「もしかすると、差が開いてしまっているのでは」と、
不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
中学受験塾の実力テストを受けてみるか悩んでいる方向けに、
難易度が高いと思われる実力テストを受けることのメリットをまとめました。

【テストは回数を重ねるごとに慣れるというメリット】

テストを初めて受ける子どもは、場所はもちろん試験監督も知らない人、
慣れない環境で頭が真っ白になったり、必要異常に緊張してしまうこともあります。
また、テストに慣れていない低学年の子どもにありがちなのが、
難しい問題に時間をかけすぎてしまって、
できる問題に手が回らなくなってしまうということです。

低学年向けの実力テストを何度か受けてみると、
小学1年生でもできる問題も含まれていることに気づきます。
それを受けて、難しい問題を「後回しにする勇気」がつきます。
難易度の高い実力テストは、3~4回受けて慣れてくるという風に、
親の方は、焦らずどっしりと構えてください。

難易度が高いとはいえ、全てが解けない問題ではありません。
2枚あるうちの1枚目は計算などの取り組みやすいものが多いはずです。
その中の1問が難しいものであっても飛ばしても大丈夫です。
2枚目の文章題など、易しい言い方ではなく、
文章が長かったり、言い回しが難しいものがあります。
これは初見ではもちろん難易度は高いのですが、こちらも慣れ。
2~3回で慣れてくるでしょう。

テスト全体に慣れてくると、少しずつ時間配分なども考えられるようになります。
初めて受けてみて結果がボロボロ…のように見えてしまっても、
うちの子どもには無理!と決めつけるのは勿体無いことです。
新学期や長期休みの間など、続けて実力テストを受けてみると、
着実に点数がアップすることがわかってくるでしょう。

【テストを受けることで差を埋められる】

1年生など早い段階で塾に通っている子どもと、
学校の勉強のみの子どもでは、
知識・反復・経験の差は学年が上がるごとに大きくなります。

要するに、低学年ではレベルの差はそれほどでもないということです。
塾に行っている子どもがすごく先に進んでいるようにも見えますが、
一歩一歩の歩幅が小さいので、追いつきやすいと言えます。

算数は特に、習ったことを基礎として新しい学習をして行きます。
実力テストで一度経験した単元であれば、次に出てきた時に理解が早まります。
子どもにとっては、「この問題、見たことがある!」という感触が大切です。
ここに難易度の高い実力テストを受けておくべき理由の一つがあります。

難易度の高い実力テストも回数を重ねることで身につくものがたくさん

【算数のテスト:効率よく解く方法】

【問題の読み方で気をつけること】

難易度の高い実力テストとはいえ、出題範囲は、
学校で既に習ったものに限られています。
先取りで学年以上の単元が出るわけではありません。

とはいうものの、実力テストを受けた時に多くの子どもが、
「できなかった」「難しかった」「わからなかった」と思ってしまうのは、
文章題の読解力がついていないからです。
基礎的な算数の力はあるのに、問題が読み解けず、意味がわからなかったため、
解答できなかったということがほとんどです。

これに対しては、文章題を読む練習をする必要があります。
例えば、一度問題を読んでみて、
その問題の内容について質問された時に、
答えられずにもう一度読み直している場合は、
その文章題が読めていないということです。

文章題を読む場合に必要なことは以下の2点です。
・読みながら大切な部分に下線を引く
・出てきた数字に丸をつける
子どもの好きなように波線でもなんでもいいのですが、
何が書かれているのか意識しながら読むということが大切です。
これが1度読んだだけでできるようになれば、
文章題の読解力が育っているということになります。

【問題用紙には書き込んでもOK!】

算数の実力テストは、小学校1年生は直接書き込む方式、
小学2年生以上になると、問題用紙と解答用紙が別になっていることが多いです。
実力テストを受ける前に、子どもに伝えておくべきは、
問題用紙には書き込みをしてもOK!ということ。
問題用紙に検算してみたり、印をつけたり、
図形などに線を引いたりして考えてもいいよと伝えてあげましょう。

【計算用紙を使いこなすコツ】

次に、計算用紙がある場合です。
最初の方の問題で、大きく計算を書きすぎて、
次の問題の計算と重なったりして読み間違えてしまうのがよくあるパターン。
これを防ぐために、計算用紙があった場合は、
問題を解き始める前に、計算用紙を4分割もしくは8分割することを勧めています。
低学年であれば、縦横に線を引いて表裏で8問解けるので、それで十分です。
線があるだけではみ出さず、読み間違いも格段に減ります。

【書くべきことは全て書く】

低学年の算数では、計算の繰り上がりと繰り下がりを丁寧に書くだけで間違いは減ります。
本人は意識がなくても、実力テストの緊張感に飲まれて、
暗算で間違ってしまうことが意外に多いです。
暗算で大丈夫!と思い込んでいる子どもも多いのですが、
書いた方が速かったり、確実なことが多いです。
まずはしっかりと書くことを、意識できるように声掛けしましょう。

【条件を整理できることが目標】

低学年で学校で習う算数は、式を書いたり筆算をする程度で解ける問題がほとんどです。
一方、難易度の高い実力テストとなると、
順序よく書き出して、条件を整理してから計算するという力を求められます。
これは、初めてやってみた時にはできなくてもしょうがないと思ってください。

問題文の内容を自分なりに書き出してみて考えることで、
次にやるべき作業が何かということがわかってきます。
この条件整理ができるようになると、解ける問題が格段に増えます。

実力テストでしっかり解答することが成長の鍵

【算数のテスト:テスト直しの方法】

低学年の子どもが難易度の高い実力テストを受けた時に、
点数が悪かったらその教科は苦手!点数がよければ得意!という認識になりがちです。
(決してそんなことはありません)

親は間違っていたことや点数が低いことを責めず、
1問でも合っているところを褒めてから、
テスト直しに一緒に取り組んであげてください。

【テスト直しは自信をつけるために行う作業】

・テスト直しにもコツが必要

たくさん間違っていた場合、1日で全部間違い直しをしようと思うと、
量が多すぎて嫌になってしまうかもしれません。
例えばですが、大問を一日一つと決めて、
短時間で終わらせ、正解にたどり着いたことを喜びましょう。

・間違い直しの順番は正答率順

また、テストに出てきた順番に間違い直しをする必要はありません。
実力テストであれば、正答率がついてくるはずなので、
確実に正解してほしい、正答率の高いものから間違い直しをしてください。
正答率が高い問題を間違えるというのは、
簡単な問題なのにケアレスミスなどで間違ってしまっていることが多いです。
そのミスを自分で認識できれば、次回からは間違いにくくなりますよね。

・解答用紙に空白があった時に気をつけること

子どもの解答用紙に空白があった場合、
時間がなくて解けなかったのか、わからなくて解けなかったのかを聞いてみましょう。
もし、時間がなかった場合は、解くスピードを意識すること、
わからなかった場合は、すぐに飛ばしてわかるものから解いていってOKということを
伝えてあげてください。
真面目な性格の場合、わからない問題に時間がかかりすぎて
わかる問題も時間切れということもあります。

・問題文の意味を取り違えている場合

問題文の意味を間違って理解してしまっている場合は、
どのように考えて答えを導き出したのかをまず聞いてみてください。
一緒に問題を読みながら、再度問題の意味を理解して行きましょう。
それで正解にたどり着けたのであれば、
実力的には解ける!とポジティブに褒めるのが算数好きにさせるポイントです。

・親が低学年の算数をみてあげる時に頭に入れておくべきこと

低学年の子どもは、間違い直しをしてもすぐに修正できないかもしれないということです。
一度間違いを直した程度で完璧を求めないでくださいね。
間違っていても厳しくしすぎないことが大切です。
小学2年生、3年生では間違い直しの6割から7割程度しか完成しないと認識しておき、
親が心にゆとりを持って、子どもに接することにしてください。

親子で丁寧に間違い直しを

【難易度の高い算数のテストで見えてくるもの】

難易度の高いテストはまだ早い?
中学受験をするかどうかも決めてないしなぁ…
中学受験をするとしてもまだまだ先だし…
と、悩んでいる方も、まず塾に行くより先に実力テストを受けてみることで、
損はないでしょう。
親も子どもも今まで見たことのないような低い点数でショックを受けるかもしれないのですが、
普段学校で解いている問題との違いを感じることもいい経験です。

実力テストで、初めからいい点数を取れる子どももいます。
そういう子は、難易度の高い問題を解くのが楽しくてますます算数に興味が湧いてきます。
学校の勉強が簡単すぎると感じている子どもが、面白くて算数にハマることは良くよくあります。

少し学校の勉強の枠を超えたところにチャレンジするというのは、
子どもにとっても新たな発見ができるチャンスでもありますよね。

【難易度の高い算数のテストでこれだけは伝えてほしいこと】

実力テストを受けてみる時は、朝楽しい気持ちで送り出すことです。
低学年は気持ちを切り替えるのに時間がかかります。
朝怒られたり、どんよりした気持ちでテストに挑むことがないように、工夫してください。
間違っても「いい点とってきなさい!」など、
プレッシャーを与えたりしないでください。
低学年で、点数なんて気にしていてもしょうがないのです。

一つだけ、「解答欄を全力で埋めてくる」ということだけ心掛けるように伝えてください。
間違ってもいい、なんとか答えをひねり出せるような粘りこそ、低学年のうちに育てたい感覚です。
親は、解答欄を埋めることに積極的になれる気持ちにしてあげることを意識してください。

 

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