【受験学年を前に必要な家庭学習とはどんな内容?】
小学校4年生、5年生の子どもを持つ保護者の方、
現在はどのような家庭学習をされていますか?
すでに中学受験を視野に勉強を始めて、塾に通われているでしょうが、
受験の学年でないこの時期に、
どのように家庭で勉強させていいのか悩む保護者も多いものです。
塾の宿題や学校のこと、お稽古など色々ありますが、
その中でも「絶対に」これだけはやってほしいことがあります。
それは「復習の徹底」です。
中学入試本番は、受験学年の6年生になると学習意欲に直結してきます。
しかし、4年生、5年生では少し遠いので、学習意欲に直結しにくいもの。
この時期に一番モチベーションが上がるのは、勉強に対する達成感や充実感です。
そして、この達成感や充実感を最も効率よく生み出せるのが「復習」です。
学校のテストや塾の復習テストなどをうまく活用しながら、
子どものやる気アップを図り、
「中学受験の勉強は難しいけど楽しい!」という気持ちを作って行きましょう。
【テスト結果に振り回されない!徹底した復習で基礎固めを】
小学校4年生、5年生は受験準備の段階なので、
できるだけ、勉強にストレスを感じさせないようにすることも大事です。
実力テストや模試など範囲のないテストの点数は、
親子であまり気にしないようにしましょう。
6年生になれば、蓄積された知識や解法をテストで出せるようにする練習が必要になります。
そこで有効なのが範囲のない入試形式のテストというわけです。
入試形式のテストは、気持ちも焦ってしまいますし、
慣れるには時間もかかるので、本人の実力通りの結果はすぐには出ません。
この入試形式のテストの結果に一喜一憂してしまうと、
親子共々ストレスがたまり、勉強やテストが嫌いになる危険性があります。
受験準備段階の4年生、5年生ではまだできなくて当然というスタンスで大丈夫です。
(よい結果はとことん褒めてあげましょう。)
したがって、6年生になるまでは徹底的に復習に注力して、
学校のテストや塾の復習テストでしっかりと点数を取ることにフォーカスしましょう。
繰り返し勉強した知識は必ず基礎になり、6年生での受験勉強で役立ちます。
また、復習テストの結果が悪くてもなるべく前向きに捉え、
後悔するのではなく、改善すべき点として勉強の起爆剤にしましょう。
【まずはテスト慣れ、そして復習のサイクル作りを】
復習テストの点数が安定してきたら、
それは試験を受ける時の気持ちが安定してきているということです。
いかにテストにリラックスして挑むかが実力を発揮できる鍵となります。
頭の中での考えを整理してアウトプットするのに、
ガチガチに緊張していては、その思考回路も止まってしまいますよね。
「自分が勉強した通りにテストでできた」という感覚を持つことが、
また次のテストのモチベーションに繋がります。
まずは、テストに慣れることが大切です。
そして、「復習テストの復習」をしっかりやること。
間違えたところを丁寧に解き直しましょう。
授業を集中して聞く
↓
家庭でしっかり復習する
↓
復習テストに一生懸命取り組む
↓
復習テストで間違えたところを解き直す
小学校4年生、5年生でこのサイクルが回るようになれば、
学力はどんどん上がっていくはずです。
小学校6年生という受験学年でいいスタートを切るために、
焦ることなく、目の前の課題に丁寧に向き合って実力をつけていきましょう!