【勝負メシ!】本郷赤門前クリニック院長 吉田たかよし Part6ー試験当日に食べるもの

【試験目前!「カツ丼を食べて勝つ」は本当?】

試験本番前に食べるべき食事についてお話しします。
試験直前は、「ゲン担ぎで食べておかないと」と思うものがあります。
昔から、「カツ丼を食べて勝つ!」と勝負メシの代名詞のように言われています。

豚肉はスタミナがつく「ビタミンB群」が豊富で、
「カツ」にすると頭を良くする「高タンパク・高脂質」の理想的な食事になります。
しかし、医者としてお伝えしておきたいことがあります。
「試験の前日と当日は、絶対にカツ丼を食べるべきではありません!」

「高タンパク・高脂質」の食事は、普段から積極的に食べてもらいたいのですが、
消化のために胃や膵臓に血液が使われるので、
脳の活動を一時的に悪くしてしまう可能性があります。
だから、試験の前日と当日は避けていただきたいです。

では、試験前日や当日に何を食べるべきなのでしょうか。

【吉田たかよしオススメ!試験目前に食べるもの】

試験を目前にして、食べるべきものは「炭水化物」です。
なぜなら、脳は通常、糖質のみをエネルギー源にするので、
特に試験前日や当日に脳にとって必要なのは、
三大栄養素の中では糖質を作る炭水化物だけだからです。

一方で、脳は栄養素だけで動くものではなく、
思考力や集中力は心の状態と連動して変化します。
「カツ丼で勝つ」のようにゲン担ぎも、
成功を掴み取るのを手助けする心理的効果があることは、研究データとして実証されています。
だから、上手くゲンを担いで脳にとってもいい食事ができることにこしたことはありません。

そこで私が考えた勝負メシをお伝えします。
まず、前日の夜に食べてほしい勝負メシは、
「合格を手中(シチュー)にする!」ということでシチューです。
シチューは小麦粉でホワイトソースを作るので、主成分は脳の栄養に変わる炭水化物です。
さらに、主な材料の「玉ねぎ」に含まれるアリシンには、集中力を高める効果があります。
ブロッコリーに含まれるスルフォラファンは、ストレスに負けず、
粘り強く頭を働かせるのに役立つ効果があると言われていて、試験前にはぴったりです。
ぜひ、シチューを食べて合格を手中にしてください!

【注意!試験当日は「大丈夫?」と言わないで!】

中学受験当日、ほとんどの親が言ってしまいがちなのが、
「今日の試験、大丈夫?」というセリフですが、
これは絶対に言ってはいけない言葉です。
子どもは、試験日が近づいてくると合格圏内でも不安になってきます。
親も同じで、ついつい「大丈夫?」と聞きたくなってしまうのですが、
これは親のプレッシャーまで、子供に上乗せしてしまうことになります。

そこで、プレッシャーを与えず、
さらに試験に挑む気持ちを無意識のうちに作る魔法の声掛けがあります。
それは、
「1時間目の科目は何?」
です。

子どもが、例えば「国語だよ」と答えることで、
脳の中でスケジュールが明確になります。
そして、その時間になると脳が国語を解くモードに切り替わって行きます。

また、子どもに合否とは直接関係のないスケジュールを答えさせることで、
脳が物事を客観的に認識するモードに変わり、不安の暴走に歯止めがかかります。
ぜひ、この声掛け、覚えておいて試して見てくださいね。

≪本郷赤門前クリニック院長 吉田たかよし氏 profile≫

京都市出身。医学博士(東京大学大学院修了)、学習カウンセリング協会理事長
日本で始めて受験を専門に扱う心療内科クリニック「本郷赤門前クリニック」を開設し、
受験に悩む数々の親子を診続けてきた学習カウンセリングのスペシャリスト
また、自身も灘中学・灘高校・東京大学工学部と進み、
東京大学の大学院を修了後、国家公務員(上級)経済職試験に合格するも辞退し、NHKアナウンサーとして就職
その中で、「人間の脳機能」に興味を持ち、北里大学医学部を再受験し、医師免許を取得
その後、東大大学院・医学博士課程を修了し、現在に至るという受験のスペシャリスト

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